深呼吸の必要

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“ちょっと深呼吸をしてみないか”
わたしにとってそんな時間をあたえてくれるのが、この本です。

長田弘さんの 『深呼吸の必要』

今日紹介するのは 終活に役立つことが書いてあるといった本では決してないけれど
今年の5月(2015年)に亡くなった長田さんが、こういうかたちで詩人として、誰かの心を打って
美しい書物を残して旅立っていったという生き方がすごく素敵だとおもったのです。

以前終活カウンセラーの中下大樹さんという方が、ある番組に出演されていました。
多くの人の末期を看取ってきた方だ。そんな彼がこんなはなしをしていました。

「人生の末期は、そのひとの人生そのものがうつされている」

それまで、人生の末期とは暗く、密かでなにか特別な瞬間に思っていたのだけれど
それはなにも特別でない事に気付かされたのでした。
末期といってもすべて健康に生きているいまの延長線上でしか無いということです。

いまをどう生きるか、それを考えたら
今を楽しんだり、だれかをおもいやったりすることのほうがよっぽど
大切なんじゃないかとおもったんです。

はなしはとても戻りますが、長田弘さんの本は長田さんの人生そのもので
人生がすべてピースのようにのこされているんです。
作家という職業はそういうものなのかもしれませんが、なにも作家でなくとも
そのひとの生き方そのものが、波及していくとおもうのです。

写真、文字、ことば、気持、笑顔

それは普段の生き方そのものだとおもいます。

終活という言葉がときに重くのしかかりそうになったら、よければ
読んでみてください。
なにかもわすれて、深呼吸を。