キリスト教式のお墓

葬儀の約9割が仏式というこの日本において、改宗等により自分の納骨やお墓はどうなるのだろうか、と不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな不安を少しでも解消していただくため、今回は「キリスト教式のお墓・埋葬」についてと、宗教に関係なく利用できる「宗教自由の納骨堂・永代供養」について、少しご紹介させていただきます。

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キリスト教式のお墓

キリスト教には、カトリックとプロテスタントという大きく2つの宗派がありますが、どちらもお墓の形式に関しては細かな決まりはありません。墓石の形や付属品にも特に決まりはなく、自由に建てられます。墓石ではなく、十字架を建てることもあります。

◎墓地
キリスト教式のお墓を建てるとき、まずどこに建てるのか、墓地を決めるところから始まります。
教会が独自に墓地を所有していたり、教団が地区ごとに墓地を所有していることが多いようです。所属する教会・教団に墓地や納骨堂があれば、そこを利用することが一番自然でしょう。また、おひとりさまの場合は、教会・教団が独自に共同墓を所有している場合もあり、管理する必要のないところが好まれています。
ただし墓地の利用に関しては、宗派によって神父さんの判断や教団への所属など固有のルールもあるようですので、ご縁のある教会・教団への直接問い合わせるようにしてください。

教会・教団に所有する墓地がない場合や、あっても遠い場合は、公営や民営の墓地を利用することになります。宗旨が違っても利用できるのか、また墓石に規定はあるか、など確認して取得しましょう。

◎お墓の構成
最近では家墓も増えているキリスト教ですが、一人が1つのお墓という個人墓が基本の考え方です。家族が仏式であっても、個人でキリスト式のお墓を建てることが可能です。仏式の家墓を管理しながら、ご自身用のキリスト式個人墓を準備する方もいらっしゃいます。

◎刻む文字
墓石に刻む文字にも決まりはありません。十字架や聖書の一節、好きな言葉などを刻んだものが多く、故人の洗礼名(クリスチャンネーム)を入れることもあります。家墓の場合には、家名を刻むことになりますね。

キリスト教の埋葬

キリスト教では本来は土葬文化ですが、お墓がある場合は、火葬後そのままお墓へ納骨する形が主流となっています。墓前に参列者が集まり、カトリックでは神父、プロテスタントでは牧師の立ち会いのもとで納骨します。

※神父・牧師への御礼について
神父や牧師への御礼は、教会への寄付となるので、金額に決まりはありません。白封筒に、カトリックでは「御ミサ料」、プロテスタントでは「記念献金」と表書きして包みます。
神父や牧師個人に対して謝礼をする場合は、同じく白封筒に「御礼」や「御車代」として包むとよいでしょう。

 

宗教自由の納骨堂・永代供養

様々な事情で、ご自身の信仰や希望どおりにお墓を見つけられない場合も多いかと思います。
そんな時は、宗旨・宗派・国籍を問わず、どなたでも利用できる納骨堂・永代供養塔の利用も検討されてみてはいかがでしょうか。

 

参考書籍:お墓と仏壇 選び方・建て方・祀り方 / 主婦の友社 編


当サイトでは、キリスト教式の納棺から追悼ミサまでの準備とその流れもまとめておりますので、こちらも是非ご一読ください。