終活ノートを書くときのコツ(遺言・メッセージ編)

「終活ノートを書くときのコツ」いよいよ最後となりました!
今回は、自分が周りの人へ『伝えておきたいこと』遺言・メッセージについて、少しお話しさせていただきますね。

まずやはり、毎度おなじみのヒントを思い出してください。無理はしないこと。最後まで気楽に進めていきましょう。

  1. 書けるところから書く
    最初から全て完璧に記入しよう、埋めようと頑張りすぎないこと。書きたいところから、書きたいことだけを書くのがポイントです。
  2. 1年に1回は見直して、どんどん書き直す
    終活ノートは一度書いたら完成ではありません。自分を取り巻く状況や心境は変化し続けます。できれば毎年、誕生日やお正月などに書いた内容を見直し、更新するようにしてください。
    後から消したり書き直せるように、鉛筆で書いておくのも良いですね。
  3. 信頼できる人にノートの保管場所を伝える
    終活ノートには、財産や病気のことなど自分に関する個人情報が書き込まれていくはずです。紛失したり、第三者に覗かれることのないように、大切に保管してください。
    ただ、何かあったときのためのノートですので、ノートの存在と保管場所は信頼できる人に伝えておきましょう。

 

遺言・メッセージについて

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伝えておきたいこと–「遺言・メッセージ編」では、遺言書に関する情報、遺産分割や形見分け、遺品についてと、自分の思い出やペットのこと、そして大切な人へのメッセージなどが主な内容となります。

 

[遺言]

正式な遺言書の有無、その作成日や執行者名、遺産分割と形見分けの希望内容を記入しましょう。
遺産分割や形見分けの希望は、終活ノートへ書いただけでは法的効力はありません。相続についての基本的なルールを理解して、残された家族が迷ったり、争ったりすることがないように正しい遺言書を作っておくと安心です。

終活ノート[遺言書・形見分け編]ダウンロードはこちら▶

[関連情報]
遺言書の種類

【相続についての基礎知識】

  • 相続で受け継がれるもの
    相続で受け継がれるのは、財産上の権利や義務のうち、死亡した人に固有の権利(扶養される権利など)を例外とした全てです。相続で受け継ぐ財産には預貯金、株式、国債、公社債、投資信託などの金融資産、不動産、ゴルフ会員権、書画・骨董品、自動車、家財道具などがあります。財産上の権利には損害賠償金や慰謝料も含まれ、たとえば亡くなった人が交通事故にあっていた場合は、加害者に損害賠償を請求する権利を相続人が引き継ぎます。これらはプラスの財産ですが、借金のようなマイナスの財産も遺産に含まれます。マイナスの財産のほうが大きい場合は「相続放棄」、プラスかマイナスのどちらかが大きいかわからない時は「限定承認」を選択することができます。
  • 相続人の範囲と順位
    相続人になれるのは、法律で定められた「法定相続人」で、亡くなった人の配偶者が最優先されます。
    法定相続人や遺産の分け方(相続分)について詳しくは、「相続の基礎知識、法定相続人ってなに?」をご覧ください。
  • 相続人以外に財産を残したい(遺贈)ときは
    遺言書は強い法的効力をもつもので、遺言書に書いてあれば、他人に相続財産を与えることができます。これを「遺贈いぞう」といいます。遺贈する相手は、世話になった人、内縁の配偶者といった人のほか、会社や母校、福祉団体などの法人なども可能です。ただし遺留分を除いた財産が対象です。
  • 相続人がいないとき
    相続人がいない時の相続財産は、家庭裁判所での手続きを経て、国のものになります。このほか、長期間亡くなった人と特別な関係にあった人は「特別縁故者に対する遺産の分与」という制度で、遺産を清算した残りの財産の一部または全部を受け継ぐことができます。

【遺言の残し方】遺言が特に必要なケース

  • 夫婦に子がない場合
    たとえば子がなく、両親も亡くなっている人が妻に全財産を残したいと希望する場合、兄弟・姉妹がいると法定相続では4分の1の財産を与えなくてはなりません。「全財産を妻に相続させる」と遺言すればこれが可能となります。
  • 相続人どうしが疎遠または不仲な場合
    たとえば、先妻の子と後妻は血縁関係がなく相続で感情的になりやすい傾向があります。また実の兄弟・姉妹であっても円満とは限りません。遺言で財産分けをしておけば分割でのトラブルを防げます。

 

[ペット]

自分が病気や怪我などで、思いがけず入院することもあります。大切なペットだけが家に残されるという悲劇は何としても避けたいものですよね。終活ノートへペットの情報を記し、信頼できる人に話しておくと安心です。
また、他にもペットを救う方法はいくつかありますので「おひとりさまの終活を考える -番外編」をご覧ください。

終活ノート[葬儀・お墓編]ダウンロードはこちら▶

 

[大切な人へのメッセージ]

仕事のことや家族のこと、関わっているグループや団体のことなど、気がかりなことや伝えておきたいことがあれば記しておきましょう。誰に宛てたメッセージなのかも書いておくと安心です。
手紙を書き、自分が最後を迎えた後、投函してもらえるだけにしておくのも良いと思います。

後から読むご家族や親しい人たちにとっては、懐かしく穏やかな気持ちであなたとの記憶に想いを馳せられる、かけがえのない贈り物となるはずです。

 

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「終活ノートを書くときのコツ」は、これでおしまい。
各々の人生の足跡と想いが詰まった、「終活ノート」が出来上がったことと思います。お誕生日や年初めなどにぜひ見直して、常に現在の自分を反映させた新しい「終活ノート」にしていってください。

「死」を見つめることで、今そしてこれからの「生」がさらに輝きに満ちたものとなりますように。

それでは、また。

[参考]エンディングノート/小学館

 


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