変わろうとしているお寺の姿

7万7,000

これは文化庁がまとめた全国のお寺の数です。私たちが日常的に利用するコンビニの数はおよそ5万。コンビニよりもお寺の数の方が多いということに驚きます。私たちはそんなにお寺を必要としているのでしょうか…という事を言い出しますと角が立ってしまいますけれども。

寺院とコスモス

現在7万7,000あるお寺ですが、過疎化や若者のお寺離れなど地域社会の衰退により25年以内に3分の1以上がなくなると言われています。その一方で15%のお寺には常駐する住職がいない、といった現実もあり、矛盾しながらも着実に消滅の一途を辿っている空気を感じますね。

全国で一番寺院の多い県は意外にも愛知県。その理由には諸説あり、信長・秀吉・家康を輩出した地だから、とか江戸時代末期には大名の8割が愛知県出身だったから、など菩提寺を手厚く保護したのであろうな、という要因も考えられますが、古くから大きな都市がいくつもあり人口が多かったという理由が大きいと見られています。
今よりもずっと人々の生活に密着し檀家制度や戸籍管理などもあったお寺ですから、都市の大きさや人口の多さは直接的に影響していたはずです。

例えば、山梨のような富士山が近く山岳信仰が盛んな地域になりますとお寺や神社もそれなりな数が存在しているわけですが、若者は田舎を離れ残された人々の数も減っていくと単純に檀家の数が減ってしまいます。収入が安定しない事で現実的に存続の危機にあっているお寺さんも多く、先日のNHKニュースでもその問題が特集されていました。
人口の減少や地域社会の衰退によって引き起こされるお寺への影響は計り知れません。

中国では仏教大ブーム

日本のお寺はそんな状態だというのに、一方の中国では仏教が大ブームなんですって。

中国の仏教ブーム

バブルがはじけて経済も停滞気味。政府がこの仏教大ブームを利用しているという見方もあるようですが、精神的に疲弊した経営者や「人生の本当の幸せとは…」と悩む大学生などに特に人気で安定と調和を求め出家するエリートもいるのだとか。
仏教という教えに傾倒するというよりは、カルト的な熱狂度も感じますが…人口が多い中国なだけに、ブームとなるとその規模も爆発力も大きいようです。

日本のお寺の現状

檀家が減少していく昨今、お葬式やお墓だけでお寺を存続させるのはなかなかに難しい日本のお寺ですが、再び日常生活の中でお寺に関心を持ってもらおうと、様々な切り口でお寺の利用者を増やそうと試みているようです。
落語形式の遺産相続セミナーや朝カレーを振る舞い談話をしたり、ヨガによる健康づくりや英語で仏教を学ぶセミナーなど、檀家さん向けにだけでなく地域の活性化をも同時に目指し、生き残りを賭け新しいお寺の姿を模索する時代になっているのです。

 

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