終活のいろいろ

楽しくちょっと変わった「終活」をしてみたい、そんな思いを抱いたことのある方へ。今、様々な楽しみ方を提案・表現している人たちがいます。

ダリア

▶︎ 新しい終活のカタチ。「花結い×遺影」花結い師に迫る(TABI LABOサイト)

生花を髪に飾りつける「花結い」の技法で海外のアートシーンでも活躍するTAKAYAさんの新しい活動「花結い×遺影」のご紹介です。決して後ろ向きでないTAKAYAさんなりの「死」の捉え方、向き合い方。そこから生まれた「花結い×遺影」というコンセプト。
『今回、遺影を撮影するにあたり「いろいろな人の死への思いをどう受け止めるのですか」と聞かれたりもしましたが、僕が言えるのは「思いは受け止めません」ということだけ。何の判断も差し挟まず、ただきれいな花の力を借りて遺影という作品を撮る。』
生や死についてデリケートになりすぎない、寄り添いすぎない、あくまでも一撮影者として関わろうとする姿が素敵です。

はなゆいし・たかや/花結い師 TAKAYA
2004年より京都を拠点に 人と花を結ぶ花結い師としてアーティスト活動を始める。 生花で独創的なヘッドドレスを制作し話題を呼ぶ。 KML/Frame Magazine./多数海外雑誌掲載。Daily Telegraph newspape などにも掲載され注目を浴び、話題を呼んでいる。Weddingでは、YUMI KATSURA GRAND COLLECTION など担当する。自ら演出を手掛けるパフォーマンス「花衣華」も好評である
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カメラ

▶︎ 93歳認知症の母をモデルに起用したポートフォリオ(TABI LABOサイト)

認知症を患った93歳になる母、世話する決意をした息子。ただ介助者となって自分がサポートすることが、母にとって本当に幸せなことだろうか?息子は悩み、信念を胸にある行動に出ます。
「ただ死を待つことが人生ではない。」写真には、なんとも可愛らしくユーモアをもってハツラツと生きているお母様の姿があり、親子のセッションが永遠に続いて欲しいという気持ちになってきます。
高齢の家族を持ち終活に関わらざるを得ない人たちにも見ていただきたいと思った作品でもあります。


And Vinyly

イギリスには遺灰をアナログレコードにプレスしてくれるAnd Vinyly 」という会社があります。

基本パックが30枚まで、最大24分収録で2000ポンド(今だと約30万円ほど)。少しお高いかな?と思いますが故人の遺品として形に残りますし多くの人へ贈ることも可能、また自分の遺品として残したい人にとっても興味深いサービスなのではないでしょうか。そして、収録するのは本人による歌や声、何でも受け付けてもらえるようで、“Silence”(静寂)=「無音」でも作れるとのこと。
流通にも乗せられるとなると世へのリリースも可能ですね。

こちらの短編ドキュメンタリーでは、レコードに遺灰をプレスする様子をわかりやすくイラストで示していたり、出来上がりのレコードの様子がご覧いただけますので、ご興味がありましたらどうぞ。


最後に、日本でも浸透し始めている樹木葬の一つのカタチ「埋葬カプセル」のご紹介です。

▶︎ オーガニックの「埋葬カプセル」は、最愛の人を「樹木」に変える…(TABI LABOサイト)

イタリアのデザイナーAnna Citelli氏とRaoul Bretzel氏によって考案された「Capsula Mundi」は、遺体をカプセルに埋葬し、記念樹を育てるというもの。微生物によって肉体を自然に分解できるようになっているカプセルを地中に埋め、植物を植えることでいずれは共同墓地が森林のように育つ未来も。日本での樹木葬は遺骨の上に植物を植え育てますので近いカタチではありますが、火葬が一般的な近年の日本で普及させるのは難しそうです…実際にイタリアでも法律的な問題があって実現はできていないのだとか。

ちなみに今も土葬の文化が残るイギリスでは、埋葬した上に木を植える「green burinal(緑の埋葬)」という方法が既に存在していて、棺も従来の木製に代わって段ボール紙などの素材を用いるなど、環境への配慮もされるようになってきているそうです。大切な人の眠る場所で樹木を育て愛しみの気持ちを昇華させ癒しとするところが自然を愛するイギリス人らしいなと思いますし、直接的でなくスマートで素敵です。


 

「終活」を意識するしないに関わらず、色々な表現やサービスがあって面白いですよね。