「漂流郵便局」留めのお手紙

香川県の小さな島にある「漂流郵便局」。

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こちらの郵便局、日本郵便株式会社とはまったく無関係。実は、瀬戸内国際芸術祭の作品の一つとして制作されたプロジェクト型のアート作品です。

この郵便局へは全国からお手紙が届くそう。今は亡き大切な人宛てだったり、これから生まれてくる赤ちゃん宛てだったり、まだ見ぬ未来の旦那様宛てだったり、自分の思い出の風景宛てだったり。このような、現実には「届けたくても届けることができない手紙」たちを受け付けてくれるのが、漂流郵便局。

一つ一つの手紙はとてもパーソナルな内容になりますが、漂流郵便局へ届いた手紙はすべて公開され、訪れた人は読むことができます。しかも、漂流している手紙がもし「自分宛てのものだ」と感じたら、局長に申し出てその手紙を持ち帰ることも可能なのだそう。色々な想いが届いていそうですね。

もし、あなたに届けられない人へ伝えたい想いがあるのなら、漂流郵便局に送ってみては?宛先は下記となっています。

〒769-1108 香川県三豊市詫間町粟島1317-2
漂流郵便局留め◯◯◯◯◯◯様

漂流郵便局 公式ホームページ ▶︎
漂流郵便局営業時間
第二第四土曜日13:00-16:00開局

マナーや手紙の書き方については、ぜひ日本郵便のホームページをご覧ください。
レターなび(お手紙文例集) 日本郵便 ▶︎

ありがとう

メッセージを残す・届ける

先に旅立つ人が、残される人たちへ書き綴るのが「エンディング(終活)ノート」。これまで残される人たちの想いを形にする・残す方法には触れてきませんでした。実際に届けたい人へ届くわけではなくとも、ある場所へ確実に届けられ(この場合は漂流郵便局)、そこでオープンにされることで誰かの目に触れ、その想いを誰かが知り、そしてなぞる。そのプロセスに見える、うっすらとした人間愛がこの漂流郵便局の魅力の一つでもある気がします。

あくまでもアート作品へ参加する(利用する)という形ですので、あまり畏まらず体験してみてはいかがでしょうか。そして手紙を出すだけではなく、実際に郵便局へ多くの人の想いを読みに行くのも楽しい旅になると思います。


 

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