郵便はがきの料金が変わります。

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2017年6月1日から郵便はがきの料金が52円⇛62円へ変更になります。

はがきの値上げは、消費税が8%になった2014年ぶりのこと。電子メールの普及により「はがき」の配達利用数が減ったことにありますが、今回の値上げは年賀はがきの料金には影響しません。通常の「はがき」のみ価格が変更になります。(ちなみに往復はがきは124円となります)

ちょっぴりハガキの豆知識

さて、せっかくですのでここで少しハガキの歴史にふれてみましょう。日本の「葉書」文化が始まったのは明治維新以降といわれています。この時期ヨーロッパの文化を学んで取り入れていこうという動きで日本の郵便もヨーロッパをお手本にできあがったといいます。もともとハンガリーではじまったカードの文化がイギリスへ流入して、日本はイギリスから学んでカードで手紙を書く文化がはじまりました。しかし、この時はまだ文面が見えてしまうカードに手紙を書くことは抵抗があって二つ折りのカードで送っていたそうですよ。二つ折りでも内容が見えてしまうかもしれない、だからその分安い料金で送れる!そんな風にハガキの文化がはじまったようです。

ハガキの普及によって、正月に挨拶をしたいと思う人が増えたことから国民の年中行事へと変わり、郵便制度はその時期のハガキ量が増えていったことからできあがりました。みんな1月1日に消印をつけたハガキを届けたい、そんな思いが年末時の郵便局を膨れ上がらせていったんですね。日中戦争の頃には世の中はお互いに年賀状どころではないといった空気の中「お互いに年賀状を送るのはよしましょう」といったポスターもあったようです。年賀状は1945年の終戦を迎えてもまだ復活できなかったそうです。それよりも、お互いの安否を確かめるために細かい字でびっしりとハガキの隅ずみにまで言葉をしたためたハガキが送られました。

参照 年賀状博物館

電話もメールも普及していないこの時代、極力安い方法でお互いの安否を気遣える方法、それがハガキの普及でした。時を経て年賀状にお年玉がついたり、いまもなお、ハガキに絵や文字をしたためて届ける制度が続いていることがとても愛おしい風習に思えますね。ハガキは6月から10円高くなりますが、62円で沖縄から北海道まで一律でしたためた思いが届けられることってなんだかすごいことですね。