
メメント・モリ
「終活」とは、いわば小さな死を取り戻すための装置になり得るのではないでしょうか。
「終活」とは、いわば小さな死を取り戻すための装置になり得るのではないでしょうか。
夜を通し、何も特別なことを行わない時間。
葬儀というものは、どうあろうとも、死を迎えていない人たちのためのものなのだと、あらためて考えさせられます。
告別式のはじまりを知ることは、現在の「終活」を考えるうえで示唆に富んでいます。
残されるものたちの負担になりたくない、残されたものたちの心労を和らげたい。その意味では、「終活」の根源的な姿がここにあるとも言えます。
スウェーデンの消費税は25%と大変高いです。
その代わり、18歳以下は無料で医療を受けられ、国や自治体の負担によって介護を受けることができます。
10代における死に始まり、果ては100代まで。総勢923人もの偉人の臨終を書き記した名著。
日本においてはバブル景気以降、「自分の死」を社会的なこととして強く意識せざるを得ない状況が続いてきました。
もしも遺影がなかった場合、私たちは葬儀の最中、何を見つめれば良いのでしょう。