増え続ける墓

これまで「終活マガジン」では、様々な側面から「埋葬方法と墓の関係」について考えてきました。
なぜ沖縄の亀甲墓はあんな形状なのかなぜ古くから装飾品を遺品として埋葬してきたのか
他にも、死生観とははなれた観点(衛生上の理由から、世界的に土葬が減り、火葬が増えていることなど)についても、いくつかの記事で話題に取り上げています(たとえば、中国では土葬が禁じられたことに起因した社会問題が見られました)。

このように、話題が多岐にわたり波及することから、「墓」というものが「死」を考えるうえでの中心にあることが伺えます。
それゆえに、死生観と密接に関わりつつ、社会や法のもとに柔軟に移り変わることも求められてきました。

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世界の墓事情

海外メディアの記事(The Rise of Vertical Cemeteries | Amusing Planet)でも、墓の飽和が世界的な問題であることが取り上げられており、「異文化から学ぶ「終活」④」で言及した、「遺体ホテル」(日本にある、火葬場の混雑から遺体を一時的に預かるサービス)にも触れられています。
「遺体ホテル」が海外からの関心を集めるのは、カルチャーショックであるのと同時に、それが対岸の火事とは言えないものだからでしょう。

墓の先進国

これは「終活」という言葉が広く知られた背景とも重なりますが、つまり、日本は「墓」に関する問題がもっとも切実な国であり、だからこそ、墓の先進国とも言えるでしょう。
実際、現在「終活」に取り組むひとたちは、「墓」について様々な選択を迫られているうえに、豊富な選択肢を与えられています。その選択肢は増える一方であり、「死」という普遍のものと、新たな考え方/選択肢の組み合わせについては、なにか考えの軸を持たないことには判別が困難です。

「終活マガジン」では、もちろん「墓」以外のことにも広く触れていますが、そうしたことのほとんどは「墓」と無関係ではありません。
ここでは、今後も様々な角度から「終活」について考えていくつもりです。それらの内容が、少しでも「墓」を選ぶ手助けになれば幸いです。


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