ペットの寿命はどこまで伸びるのか

前回、2018年最初の記事として、「2025年問題と終末期医療」と題したものを記しました。

新年早々、深刻な問題を扱いましたので、今回はもう少し楽観的な事柄を扱いたいと思います。
というのも、「猫の寿命30歳」を標榜した研究が着実に進んでいるようなのです。

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昨今のペットブームを前に、「終活マガジン」ではその効用や問題点について幾度か触れてきました。
今回は猫に限ったことですが、愛するペットの寿命が伸びることは喜ばしいことです。
さらに、その研究はそれだけにとどまらず、人への応用も視野に入れているとのこと。
一体、どのような研究なのでしょうか?

猫と腎不全

猫を飼うひとには常識ですが、猫は腎臓を悪くして亡くなってしまうことが多い動物です。
その大きな原因が、AIMと呼ばれるタンパク質。これは、人間やネコの腎機能改善に大きく貢献するものなのだそうです。

こうした研究を行なっているのは、東京大学大学院医学系研究科の宮崎徹教授。
猫が腎臓を悪くしてしまうのは、先天的に活性化しないAIMしか保持していないためだと突き止め、彼は腎機能改善を可能とするAIM製剤の開発に着手します。

この研究は着実に進んでおり、最終的には人間への応用を視野に入れているとのこと。

寿命はどこまで伸びるのか

以前、「ペットのための信託」という記事で、「ペットのための信託」を扱いました。
これは、端的に説明すれば、飼い主がペットを残し亡くなってしまった場合のための信託です。

ペットを飼うひとは責任感の強いひとが多いです。なにしろ、命を引き受けるのですから。
それゆえに、たとえば後期高齢者となってしまうと、いくら健康であっても、新たなペットを飼いたいが責任を持って添い遂げられるだろうか? といった疑問が頭をもたげてしまいます。

もしも近いうちに「猫の寿命30歳」が実現すれば、たとえまだ還暦であっても、この猫を最期まで飼ってやれるだろうか、という不安がよぎるかもしれません。

もちろん、宮崎徹教授の研究は素晴らしいものです。
ですが、昨今のペット事情に関しては、墓の問題などもあり、足並みを揃えたサービスの発展が望まれます。

終わりに

「終活」とは、複合的な活動です。
「死」を取り巻く問題は多岐にわたり、かつ完全な予測は不可能なもの。
片方が希望的な展開を見せても、もう片方ではそれが問題となることも珍しくありません。

そうした中、いかに「自分らしい」判断、選択ができるか。
それこそが充実した「終活」を実現するための、最重要次項かもしれません。


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