葬儀・葬式のお布施。いくら渡せばいいの?

いつも「終活マガジン」をご愛読いただき、ありがとうございます。

皆さんは長年インターネットを利用されているのだと思いますが、稀に「え?本当に?」というような内容が書かれたページを閲覧することはありませんか?インターネット上の情報のその真偽を見分けるのは中々に難しいものです。

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日本語と英語のつながり;donorと旦那 ▶︎

上記の記事、「お布施・寄付=donation」からGoogle検索していたところ、行き着いたページです。「donor」と「旦那」の間にそんな繋がりがあったなんて!!と驚きつつも(本当なのかしら?)と思い、情報のソースを探します。一番最初にインターネット上へ「donorと旦那の繋がり」について情報をあげた人は誰だろうか?と。

2002年2月に公開された「比較言語学超入門」サイトに最も古いと思われる情報がありました。
ドナー・カード(臓器提供意志表示カード)は仏教の教えを説いたものである?!▶︎

donorと旦那の関係性についての情報元も書いてくださっていて、興味深い内容でした。このページ以外にも多くの人がこの繋がりのお話に触れており(本当か嘘かというより、しごく一般的・常識的な話だったのだな…)と己の無知さを恥じたわけですけれども。

情報の真偽は、多数決や不安心理に流されない自らの判断などから導き出すようにとよく言われますが、なかなか判断が難しい時もありますので注意が必要ですね…

お布施とは?

永平寺さて、「お布施・寄付=donation」から話が大きく脱線してしまいましたが、そもそもお布施とは、何の為に準備するものなのでしょうか?

お葬式などの仏事に僧侶へお渡しするお礼を「お布施」と言っていますが、僧侶へ差し上げているわけではありません。「お布施」とは実は、大切な人の成仏を願い、あくまでも御本尊へ捧げているものです。お寺・御本尊を守る僧侶やその家族のために使われますので、間接的に御本尊をお守りするために使っているという考え方です。
そしてよく間違われますが、「戒名代」とは別物です。

お布施の相場は?

お布施包む額は、宗派・地域やお寺との関係性にもよりますので、僧侶へ直接尋ねるのも決して失礼ではありません。その際、「いくらお包みすればよいでしょうか」ではなく「皆さんおいくらくらいお包みですか」のほうが答えやすいそうです。直接はちょっと…という方は、葬儀経験のある親しいご近所さんや葬儀社の方へ尋ねるようにしましょう。特に永代供養墓や納骨堂の場合、お布施代が含まれているところもありますので、直接確認するのがベストです。

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東西の地域によっても異なりますが、一般的には、およそ15万円~50万円(僧侶全員分、通夜・葬儀・告別式含む)といった範囲でお布施を包むことが多いようです。

お布施のマナー

お布施にも渡し方をはじめ、幾つかのマナーがあります。

  1. 薄墨で書かない。
    弔事の際には不祝儀袋には薄墨で名前を書くのがマナーですが、お布施は僧侶へのお礼の意味がありますので、黒い墨の筆で書くようにしましょう。
  2. 一重の白封筒で渡しましょう。
    二重ですと、同じことが二度起こるという意味を持ってしまいますので、これ一度限りという気持ちを込めて、白い一重の封筒で渡すのがマナーです。
  3. 僧侶への手渡しはNGです。
    お盆や菓子折りの上に置いて、僧侶の方に名前が読める向きで渡します。また必要であればお布施だけでなく、お車代なども一緒に渡しましょう。
  4. 新札を用意しましょう。
    弔事の時のお金は旧札を使うのがマナーですが、法事などでお布施を渡す時には弔事と違い、新札で用意するのがマナー。また、商品券や小切手などでお布施を渡すことは失礼ですのでNGです。

マナーができたその意味を理解すればマナーも覚えやすいと思いますし、仏事は一生に何度もあることではありません。「お布施」は親しくない間柄では少し尋ねにくいお金の問題。渡し方や金額、タイミングについて不明な点は葬儀社や会場へ相談してみましょう。